「対馬丸-さようなら沖縄-」(1982年・日本)

「対馬丸-さよなら沖縄-」(1982年・日本)

tushimamaru

昭和19年8月22日。政府の命令により沖縄から本土へ学童と民間人約1600名を疎開させるために出港した疎開輸送船対馬丸が、アメリカ海軍の潜水艦により沈没させられた「対馬丸事件」を描く史実ベースアニメ作品。この事件で生き残った児童はわずかに59名だという。

劇場公開はなく、公民館や学校での上映で子供の頃に見た方が多いと聞く。筆者はテレビ放映で視聴。

可愛らしく単純な絵柄でいかにも「昔の漫画」という感じだが、その絵柄だからこそ、死にゆく子供たちの描写が恐い。正直、本当に恐い。可愛いキャラクターたちが白目をむいて動かなくなったり血みどろになっていく様はトラウマレベルである。

弾に当たって死ぬのは嫌だという描写だけではなく、この作品では権力に逆らえない理不尽さ、圧力に抗えない恐怖など「戦争の恐ろしさ」が詰まっている。

絵面が子供のトラウマになるから、などと思わずに教育機関は積極的に見せるべき。戦争映画なんてトラウマになるほどじゃなきゃ駄目だと思うのである。

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あらすじ : 昭和19年8月22日、学童と民間人を乗せた疎開輸送船・対馬丸が沈没させられた「対馬丸事件」を描く史実ベース作品。沖縄に暮らす清・勇・健治の仲良し3人組は本土へ疎開輸送する対馬丸へ乗ることになった。親は疎開に消極的だったが子供たちは修学旅行気分であった。 監督:小林 治 出演: 田中真弓、安達忍、丸山裕子

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