輪廻

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ナンパした女を人気のない草むらに押し倒したら、

「お前は何度わしを襲い、何度首を斬られれば気が済むのだ。」

と、けたたましく笑いながら首に手を回してきた。

「初めては寛保二年、この刑場で晒されただろう。」

女の手がするりと抜けた時、首の後ろに当たる刃の恐怖が蘇ってきた。

そして、俺の頭はごろっと音を立てて今日も地面に落ちる。

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