「黒い雨」(1989年・日本)

「黒い雨」(1989年・日本)

sensou

井伏鱒二の原作がそのまま映画化されたような鬱々とした名作。
モノクロの画、リアルな被爆者たちの姿。原爆を伝える作品として世代を超えた映像力。

この作品の凄い所は爆弾そのものよりも、当時はあまり知られていなかった二次被爆の恐ろしさを世に知らしめた事。
二次被爆とはどういう物なのか、それと同時に風評被害にも悩まされる被爆者たちを描く事で人間その物の恐ろしさも伝わった。

田中好子さんの透明感あるヒロインが印象的。作品も田中さんも多くの賞を受賞している。

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あらすじ : 1945年8月。高丸矢須子は原爆が投下されたとき広島市内に居なかったが、近隣で「黒い雨」を浴びる。矢須子の人生はそこから狂っていくのだった。 監督:今村昌平 キャスト: 田中好子、北村和夫

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