「ヒトラー最後の代理人」(2016年・イスラエル)
第二次世界大戦下、アウシュビッツの収容所でユダヤ人の最終的解決を実地で指揮したルドフル・ヘスの取り調べを行った若きポーランド判事の物語。判事の物語…というよりも、ヘスとの取り調べのやり取りが描かれる。
ホロコースト回想描写は無く、ヘスから語られる話を聞きながら、今まで読んできた本や観てきた映画に想いを馳せ、思わず涙ぐむ。
が、84分の上映時間のほぼ全部がヘスの独り語りなので画面に変化がなく、1本の映画としては退屈に映るかも。ホロコーストに何の前知識も興味もない方にはお薦めしない。
あらすじ : 第2次世界大戦中、アウシュビッツ強制収容所の所長であった実在の人物、ルドルフ・ヘス。1946年、ヘスが行った虐殺について若きポーランド判事・アルバートは取り調べを担当する事となった。 監督:エレズ・ペリー キャスト: ロマナス・フアマン、マチ・マルチェウスキ