「一枚のハガキ」(2011年・日本)
新藤兼人監督99歳の遺作。
戦場映像はなく、残された妻と周りの人々の生活が描かれる。
正直、残された妻のモテキ物語にも見えてしまい、演出・演技の過剰なエキセントリックさも手伝って、個人的にはついていけなかった。
戦争映画というよりも、くじ引き1本で選別され生き残った人たちが、立ち上がりやり直すための人間物語。
あらすじ : 貧しい暮らしながらも大切にしてくれた夫を戦争で失くした女・友子の元へ、夫に頼まれごとをしたという松山啓太が訪ねてくる。啓太は友子が最後に夫に送った1枚のハガキを持っていた。 監督:新藤兼人 キャスト: 豊川悦司、大竹しのぶ