「検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男」(2016年・ドイツ)
アウシュビッツ関連の作品の中では恐らく最も歴史的説明が無く、「モサド」すら解らない方にはお薦めできない。
「ハンナ・アーレント」「顔のないヒトラーたち」「アイヒマンショー」辺りを観てからの観賞をお薦め。
逆に、上記3本を見ているという方にはこの映画もぜひ、とお薦めしたい。アウシュビッツ裁判への理解がより深まるはず。
1本の映画としては、あまり心揺さぶられるものはないが、妨害や困難に立ち向かいあきらめず追及し続けることの尊さは充分に描かれている。
あらすじ : 第二次世界大戦後、逃亡し、罪を問われず生きてきたナチスに過去を認めさせ、アウシュビッツ裁判へ導いた実在の検事、フリッツ・バウアーを描いた作品。 監督:ステファン・ワグナー キャスト: ウルリッヒ・ノエテン、デヴィッド・クロス