2017年、衆議院解散による総選挙は未曾有の台風によって全国民の足を阻み、この先の憂いを予感させるかのようです。
しかしそんな中、多くの人が列を作って投票所へと向かいました。この選挙への関心の高さが窺われます。
先ほど、選挙に向かった住民が土砂災害に巻きこまれ搬送された地域の病院からお伝えしています。
「こんな大変な天候の日に選挙に行かれたのは何故ですか?」
「国民の義務ですからね。行かなければならないと思いました。」
「今回の選挙は国を変える大切な一票になるから行けとSNSでもみんな言ってる!」
「皆さんの国を思う気持ちには頭が下がります。」
「ここからは撮影しませんし、本来はこんな事は聞いてはならないのですが、できたら個人的に何処の党に入れたのか教えていただけませんか。私、ものすごく迷っていて……。」
「党?」
「どこ?」
「えっ。選挙に行かれたんですよね?」
「どこに入れたっけ。忘れちゃった。」
「私も。元から応援したいような演説は何一つ聞けなかったし。」
「あっ。こちらの方の脈が弱くなってきました!先生!来てくださいーー!」
「あなたは!なぜそんな瀕死の状態で選挙へ行ったのですかーー!!」
「達・成・感……。」