「風と共に去りぬ」(1939年・アメリカ)
初見は当然テレビだが、その後名画座で何度か観る機会を得た。もうそろそろ80年も前の映画であり映像演出は当然古いが、衰えないパワーと美しさ。
舞台は南北戦争前後だが、どんな環境でも手段を選ばず、食べ物と金と生き抜く事をあきらめず強く強く突き進むスカーレット・オハラは人生の指針である。「明日は明日の風が吹く」は時代を超える明言。
生きるための恋愛遍歴が主に描かれていくが、背後にある白人気質、南部における黒人奴隷の描かれ方、KKK など、歴史物語としても興味深い。
あらすじ : 1860年代のアメリカ南部・ジョージア州。南北戦争の苦境を乗り越えて飢えから自分と家族を守り故郷・タラを守るために強かに生きぬく女性、スカーレット・オハラを描く。監督:ヴィクター・フレミング キャスト: ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド