「ラストエンペラー」(1987年・イタリア・中国・イギリス合作)

「ラストエンペラー」(1987年・イタリア・中国・イギリス合作)

 

清朝最後の皇帝にして満州国皇帝・愛新覚羅溥儀(あいしんかくら ふぎ)の伝記的作品。政変に利用され大日本帝国に利用され、流されるままに生きた「王」が第二次世界大戦後に戦犯とされ捕虜になり、一市民になるまでを描く。

特に何かしたわけではなく時代に翻弄され続けた彼の人生のごとく、映画自体も多くを語らず流れる映像で時代を映していく。ベルナルド・ベルトルッチ監督、圧巻の映像美に坂本龍一氏の劇伴が情緒を添える。一大絵巻のように優美な大作。

日本軍と満州国の関係も創作部分は多かれど興味深い。

1987年度の第60回アカデミー賞で9部門受賞している。

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あらすじ : 1950年。かつて満州国の皇帝と呼ばれた愛新覚羅溥儀は、中華人民共和国で戦犯として収容されていた。1908年の第12代清朝皇帝即位から1934年の満洲国皇帝即位、崩壊、そして捕虜。運命に翻弄されるがままに生きた溥儀の半生を描く。 監督:ベルナルド・ベルトルッチ キャスト: ジョン・ローン、ジョアン・チェン、坂本龍一

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